屋根材別の工事費相場を比較|スレート・ガルバリウム・瓦の価格差と選び方
屋根材別の工事費相場を比較|スレート・ガルバリウム・瓦の価格差と選び方
屋根工事の費用は、使用する屋根材によって差があります。
しかし、リフォームに限定すれば新築と比べて屋根材による価格差は小さくなることが多いため、下記の注意点を踏まえ、新築以上に慎重に選ぶことが重要です。
- 屋根材ごとに工事費の目安は異なりますが、単価だけで最適な屋根は決まりません。
実際の費用は、足場・下地補修・既存屋根の撤去処分費などの影響を大きく受けます。 - 重要なのは、初期費用だけでなく、将来のメンテナンス費用を含めた総コストで比較することです。
- 当記事に掲載している数値は参考情報であり、建物条件や時期によって実際の金額は変動します。
新築の場合は、公共工事の積算(見積作成)の参考資料としても用いられる建設物価調査会の資料では、カラーベスト・スレート系と日本瓦の間に一定の価格差が確認できます。
なお、同資料の作成者は、「データ数の制約等により不十分な点も多々あろうかと存じますが」としています。
また、2022年度調査に基づく資料であるため、現在の相場をそのまま示すものではない点にご留意ください。
図「屋根の種類別 工事の傾向」の見方
この図は、屋根材ごとの工事費の傾向を把握するための参考資料です。
厳密な比較ではありませんが、便宜上、⑤を基準に全体の傾向をご覧ください。
なお、同じ種類の屋根材であっても、商品仕様や職人の熟練度によって金額に差が出ることがあります。
また、リフォーム工事では、上記に含まれない費用として、足場代や既存屋根の撤去・処分費などが別途必要になる場合があります。
【注意】物価高騰について
前図の調査期間は2022年8月から2022年12月です。
その後の資材価格や建築費の上昇により、最新調査日(2026年1月)には、建築費が約1.25倍になっています
また、本記事作成時(2026年4月21日)には、中東情勢の影響により、更なる大幅な物価上昇が見込まれています。
屋根の初期費用と維持費について
築30年前後の住宅を想定した便宜上の試算では、最も安価な屋根材と比較的高価な屋根材との工事費差は約26万円です。
一見すると大きな差に見えますが、この差額は将来の塗装・補修・メンテナンス費用によって埋まる可能性があります。屋根材を選ぶ際は、初期費用だけでなく、将来かかる維持費まで含めて比較することが大切です。
【試算条件】
便宜上の試算であり、実際の金額は屋根の状態や施工条件によって変動します。
- 安価なカラーベスト・スレート系の場合
1,265,060円 = 12,000円/㎡(概算) × 96.1㎡※1 × 屋根勾配係数1.097※2 - 比較的高価な日本瓦の場合
1,528,615円 = 14,500円/㎡(概算) × 96.1㎡※1 × 屋根勾配係数1.097※2
※1 国土交通省『平成8年建築着工統計の概要』における一戸当たり平均床面積
※2 水平な建物から斜めの屋根の長さを計算する際の係数
具体的な屋根リフォーム費用について
屋根リフォームの費用は、屋根材の種類だけでは決まりません。実際の金額は、現在の屋根の状態や工法、施工条件によって大きく変わります。
特に、次のような要因で費用差が生じます。
- 現在の屋根の劣化状況
- 雨漏りや下地の傷みの有無
- 葺き替えか、カバー工法か
- 足場の必要性
- 屋根の面積や形状
- 既存屋根材の撤去・処分の有無
- 採用する商品の仕様や施工品質
同じ種類の屋根材であっても、商品や施工条件によって金額は変わります。相場はあくまで参考情報と考え、最終的には現地の状況を踏まえた見積りで判断することが重要です。
まずは、LINEでご相談ください。
現在の屋根の状態に応じて、必要な工事の有無や概算の考え方をご案内します。
創業160年の当店は、無理な営業はいたしません。








