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家はもらぬほど、食事は飢えぬほどにてたることなり 千利休

家はもらぬほど、食事は飢えぬほどにてたることなり 千利休

現代語に直すと、「家は雨漏りさえしなければいい。食事は飢えない程度にあればいい。」となります。
最低限で自然体な生活と生き方を説いた言葉です。

原文は、「小座敷の茶の湯は、 第一仏法を以て修行得道する事也。家居の結構、食事の珍味を楽とするは俗世の事也。家ハもらぬほど、食事は飢えぬほどにてたる事也。是仏の教、茶の湯の本意也。水を運び、薪をとり、湯をわかし、茶をたてゝ、 仏にそなへ、人にもほどこし、吾ものむ 花をたて香をたく。ミなミな仏祖の行ひのあとを学ぶ也。」(南方録 覚書)です。

待庵出展:Wikipedia

千利休(せんのりきゅう)とは

大永二年(1522)~ 天正十九年二月二十八日(1591年4月21日)。
中世末期、安土桃山時代の茶人。侘び茶(草庵の茶)の完成者として知られる。織田信長や豊臣秀吉の茶頭として仕え、「天下一の茶の湯者」と称される。

南方録(なんぽうろく・なんぼうろく)とは

「『南方録』(なんぽうろく)は、筑紫国の立花家に千利休の秘伝書として伝わった古伝書。ただし、同時代を著した書籍としては内容や用語等に矛盾点が指摘され、現在、研究者の間では元禄時代に成立した偽書として認知されている。かつては、「わび茶」の概念の形成に大きな影響を与えたと考えられてきたが、現在では実際の成立年代である、江戸期の茶道における利休回帰を裏付ける資料として捉えられている。」(出典:Wikipedia

待庵(たいあん)とは

千利休作と信じうる唯一の現存茶室。日本最古の茶室建築で、草庵茶室の完成形といわれる。国宝。京都府乙訓郡大山崎町にある仏教寺院 妙喜庵内にある。切妻・杮(こけら)葺き。
2018年6月18日、大阪府北部地震により土壁に亀裂が入った。

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