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屋根修理と屋根塗装の違い|雨漏りは塗装では直りません

屋根修理と屋根塗装の違い|雨漏りは塗装では直りません

屋根修理と屋根塗装は、目的が異なります。

屋根修理は、割れ・ずれ・雨漏り・下地の劣化など、屋根の不具合を直す工事です。
一方、屋根塗装は、主に屋根の美観を維持・回復するための工事です。

そのため、雨漏りしている屋根に屋根塗装をしても、雨漏りは直りません。また、屋根の状態や施工方法を誤ると、屋根塗装が原因で雨漏りが発生する可能性もあります。

屋根修理が必要なケース

次のような場合は、屋根塗装ではなく、屋根修理が必要です。
・雨漏りしている
・屋根材が割れている
・屋根材がずれている
・棟板金や瓦が浮いている
・防水紙や下地が劣化している
・屋根全体の傷みが進行している

これらは、屋根の機能そのものに関わる不具合です。
塗装で表面をきれいにしても、雨漏りや劣化の原因を直すことはできません。

屋根塗装で対応できるケース

屋根塗装は、主に次のような場合に検討する工事です。
・屋根の色あせが気になる
・屋根の見た目をきれいにしたい
・外壁塗装とあわせて外観を整えたい
・屋根材の状態に問題がなく、塗装に適している

屋根塗装の主な目的は、美観の維持・回復です。
屋根材の割れ、雨漏り、下地の傷みなどを根本的に直す工事ではありません。

雨漏り修理は屋根塗装では直りません

雨漏りの原因は、屋根材の割れやずれ、防水紙の劣化、板金部分の不具合、外壁や取り合い部分の劣化など、建物ごとに異なります。

そのため、雨漏りしている場合は、まず原因を調査し、必要な屋根修理を行う必要があります。 原因を確認せずに屋根塗装を行うと、雨漏りが直らないだけでなく、かえって原因の特定が難しくなる場合もあります。

以下はスレート屋根の最大手製造メーカーであるケイミュー株式会社の見解です。

メンテナンス(お手入れ)の詳細
■万一、雨漏りが発生した場合…
雨漏り箇所を特定し、適切な処置を行ってください。
※雨漏りは再塗装では直りません。

屋根材について>カラーベストは再塗装(リペイント)が必要?
カラーベストは、表面の色が薄くなったり、汚れがついても、屋根材としての基本性能・防水性には問題ありません。経年による褪色が気になりはじめ、屋根としての美観の維持向上を図る場合は、再塗装(リペイント)を行ってください。(略)リフレッシュコートは、美観の回復・向上を図るための塗料です。

屋根塗装 塗料メーカーの見解

日本最大の塗料メーカーである日本ペイントのHPにも、「屋根の耐久性を向上させる」や「雨漏りを改善する」等の記述はありません。

屋根塗装が原因で雨漏りする場合もあります

スレート屋根を塗装する場合、塗装後に屋根材同士のすき間を確保する「縁切り」という作業が必要です。この作業が不十分な場合、屋根材の内部に入った雨水の逃げ道がふさがれ、雨漏りにつながる可能性があります。
(参考)屋根塗装時の縁切り部材「タスペーサー」HP

屋根塗装を行う場合は、単に塗料を塗るだけでなく、屋根の構造や雨仕舞を理解したうえで施工する必要があります。

屋根塗装より屋根修理を優先すべき場合

次のような屋根は、屋根塗装よりも屋根修理、屋根カバー工法、葺き替え工事を優先すべき場合があります。
・築年数が古い
・雨漏りしている
・屋根材が脆くなっている
・スレート屋根に割れや欠けが多い
・過去に何度も補修している
・2000年前後に製造された脆いスレート屋根である

特に、パミール、コロニアルNEOなどの一部のスレート屋根は、塗装に適さない場合があります。 職人が屋根の上を歩くだけで割れることがあり、高圧洗浄によって傷みが進行する可能性もあります。

外壁塗装とセットで屋根塗装すべきか

外壁塗装と屋根塗装は、目的が異なります。
外壁塗装は、外壁材やシーリングの劣化を抑え、雨漏りを予防する目的で行うことがあります。 一方、屋根塗装の主な目的は、美観の維持・回復です。

そのため、雨漏り予防を重視される場合は、必ずしも屋根塗装まで行う必要はありません。
屋根の状態を確認し、塗装が適している場合に限り、屋根塗装を検討してください。

屋根カバー工法について

費用対効果を重視される場合は、屋根塗装よりも屋根カバー工法の方が適している場合があります。
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法で、屋根全体の耐久性を高めたい場合に有効です。