屋根職人の人工・手間・人件費はいくら?
屋根職人の人工・手間・人件費はいくら?
「屋根職人の人件費は、いくら?」
今回はこの疑問にお答えします。
お給料は、あなたの“額面”年収を240(=365日-年間休日125日)で割った数字とほぼ同じです。
職人も会社員ですので、あなたと同じになります。
屋根職人さんに作業を依頼する場合は、国の調査によると44,300円/日です。
これは、会社側が負担する費用(社会保険等)分が必要になるためです。
以下で詳しくご説明します。
国の調査(公共工事設計労務単価)
国は公共工事の積算(見積もり)の為、建設職人の賃金を調査しています。
分野別に調査しており、屋根の職人は「屋根葺き工」と「板金工」です。
農林水産省及び国土交通省(以下「二省」)では、毎年、公共工事に従事する労働者の県別賃金を職種ごとに調査し、その調査結果に基づいて公共工事の積算に用いる「公共工事設計労務単価」を決定していますが、この調査を「公共事業労務費調査」といいます。この調査は、調査月に調査対象となった公共工事に従事した建設労働者の賃金について、労働基準法に基づく「賃金台帳」から調査票へ転記することにより賃金の支払い実態を調べるもので、昭和45年から毎年定期的に実施されています。
引用:国土交通省HP 『公共事業労務費調査・公共工事設計労務単価について』
屋根ふき工とは
いわゆる瓦職人です。
屋根ふき作業について相当程度の技能を有し、瓦ふき、スレートふき、土居ぶき等の屋根ふき作業またはふきかえ作業について主体的業務を行うもの(39板金工に該当するものを除く)
引用:令和4年3月から適用する公共工事設計労務単価
板金工とは
いわゆる金属屋根職人です。
板金作業について相当程度の技能を有し、金属薄板の切断、屈曲、成型、接合等の加工および組立・取付作業ならびに金属薄板による屋根ふき作業について主体的業務を行うもの(46ダクト工に該当するものを除く)
引用:令和4年3月から適用する公共工事設計労務単価