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瓦屋根の凍害・凍て割れとは

瓦屋根の凍害・凍て割れとは

数十年前の瓦屋根は、凍害(とうがい)・凍て割れ(いてわれ)と呼ばれる瓦に割れ・はがれ・亀裂が入る現象が発生することがあります。

現在は、北海道でも三州瓦は使用されています。

凍害・凍て割れとは

凍害・凍て割れとは、瓦中の水分が0℃以下になった時の凍結膨張(水が氷ると体積が大きくなる現象)によって発生します。
一回あたりの影響は小さいですが、長年にわたる凍結と融解が繰り返すことで、瓦が徐々に劣化します。

引用:三州瓦メーカー 株式会社神清

水が凍る際、自由に膨張できる場合には、体積が約9%膨張します。
高野豆腐/凍り豆腐の原理と似ています。)

引用:まるごと青森

また、近隣が凍っていない場合でも、川の隣や山の日陰等の少し温度が下がるだけで、凍る可能性があります。
都市部の京都市内ですら、凍ることがあります。

特に数十年前は淡路瓦は凍害・凍て割れが発生しやすい傾向にありましたが、大幅に改善されました。

瓦以外は凍るの?

そもそも瓦以外の古い屋根材料は耐久性があまり高くなく、(凍らない物でも)経年劣化で破損している可能性があります。

症状が似ているものにニチハ株式会社のパミールがありますが、原因は異なります。
しかし、危険ですので修理は必要です。

『[スクープ]ニチハの屋根材が飛散し近隣の窓割る』
出展:日経 xTECH/日経ホームビルダー
大手建材メーカーのニチハが製造した屋根材が飛散して、近隣の窓を割る事故を起こしていたことが判明した。「屋根材は人を傷つける凶器になり得る。その恐ろしさを初めて知った」。東京都世田谷区の高級住宅街の一角に居を構える建て主はこう振り返る。

破損を見分けるポイント

2階の窓から1階の屋根をご覧ください。
屋根の上に、屋根材料の破片が散らばっている場合は修理が必要です。

また、雨樋や風に乗って、破片が地面に落ちている場合もあります。

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